Building Traditional Greenland Kayaks
ホームセンター材料によるトラディショナル・グリーンランドカヤック自作の記録、関連装備自作、ツーリング記録など。

Record of building traditional greenland kayak with woods and canvas, related equipments, and report of seakayak touring.

二号艇の穴補修

先日の伊豆漕行で怖い目に遭わせてくれたスターン・エンドの穴を補修。

その前に、フレームとスキンの間に入り込んでいた砂・小石を取り除こうと悪戦苦闘。
スキンとフレームは密着しているのでそのままではとても取れない。
そこで、水をいっぱいに張る。
水の重量でスキンがフレームから離れたところで、スキンをひっぱたいて小石どもを移動させる。
しかし、徐々にひっくり返して水を抜くとき、また別の場所に挟まりやがる。
皮膚顎口虫かよ。
何度か繰り返し、適当なところであきらめる。

そんなことやっていたからか、穴(というか裂け目)は結構激しい。
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とりあえず欠損部を切り出した帆布で補って、ウレタン塗料を塗り、その上に9号帆布を当てる。
養生テープで固定し、しばらく置いてからテープをはがして見ると、全然くっついてない。
塗料に接着力を期待したのが間違いだった。
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あて布に染み込んだウレタンが乾いたところで、今度はセメダインX2で貼り付け。
段差のところから剥がれないよう、念のため更に上からウレタン塗装。
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結局二日がかりでした。

2号艇 進水!

昨日なんとか帰国できたので、今朝、館山・沖ノ島に向かい、進水。
エルズミア530以降、進水式はすべて館山だったので、こだわった。


海水浴シーズンが終わり、浜はもうガラガラである。
非常に日本的だ。


自宅から持ってきた日本酒を2号艇と海へ。
そして早速、海へ乗り出す。
出艇
前から
後ろから
横から


満足である。


1号艇より大幅にボリュームを落とし、ボトムもフラットに近づいているので、砂浜での乗艇時に傾くことも無く、とても乗り込み易い。
アザラシ出艇、上陸も楽。


重心、喫水が下がったので、一次安定性が格段に向上した。
パドルを固定してアウトリガーにしなくても安心して飯を食えそうである。
正確な計測は無理だが、喫水線からコックピット付近のガンネルまでが4cm位か。
喫水は製作段階で計算はできないので、低すぎも困るな、と心配していたが、良いところに収まった。
喫水
喫水2

ロールを試す。
スタンダードは本当に自然に上がる。
しかし、ストームロールは却って難しくなった。
なによりも体が硬いのが原因。
これまでの艇は膝を曲げられるので、前屈が苦にならず、十分に頭を下げた状態でロールアップできる。
この艇では膝はほぼ伸びた状態なので、正直、Kiss the deck もキツイ。
柔軟やるしかないな。





スキンのテンションが1号艇に比べやや緩めだったのだが、何度か回って上陸してみると、いつも間にかパンパンに張っていた。
1号艇以上で、バチがあれば演奏できそう。
亜麻仁油を吸ってゆっくり乾燥したので、テンションが低めになり、もう水も吸わないので、収縮しないと思っていたのだが。
原理は良く分からないが、結果オーライである

 


通常の操船は、特に問題無さそうだ。
今日は穏やかな海で、距離も漕いでいないので、本当の評価は次回以降。
とりあえず、軽く、速いです。
バックレストに体を預けられないので、腹筋と腿の付け根に余計な緊張があり、疲れるが、これは有る程度、慣れでカバーできるか。
今日はニーブレイスと膝上・フットレストとつま先・後傾時の背中とフープの当たり具合を、仮のシートの厚みを変えて試し、ちょうど良いところを探してみた。
結局、リブにほぼ直接座るのがベストだが、尾てい骨がリブに当たるので薄っぺらのネオプレンでも敷こうかと思う。
Forward.jpg

昨日の積み込み前に1号艇と並べて撮影してみた。
1号艇との比較 2
1号艇との比較

重量は2号艇 14.4kg、1号艇 18.6kg(1号艇は前後フロートバッグ、トウイングロープ、吊り下げ用スリング込み)

2号艇 完成!

ついに完成した。

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この土曜日には、亜麻仁油がほぼ乾いていたのでウレタン塗装に進む。
使用するのは2液性の木部用ウレタンクリアで、1号艇製作時に購入した残り。
ターペン可溶タイプなので、亜麻仁油にはじかれることは無い。
ウレタンの乾燥に引っ張られ、亜麻仁油の完全乾燥も促進されると見た。


亜麻仁油塗装済みなので、吸い込みが無く、非常に楽に塗り伸ばせる。
計600g程度で済んだので、塗装の重量は亜麻仁油とあわせても1号艇よりかなり軽くなったと思う。


気温が高く乾燥が早いため、今朝から艤装に入る。


デッキロープは先日柿渋で染め、乾燥させていたビニロンロープを使用。
牛革紐か蝋引き紐(綿ロープにワックス加工したもの)の使用も考えていたのだが、価格が高く、耐久性にも不安があるので諦めた。
バウ側のスライダーは1号艇の初期製作分を切り詰めて再使用。


スキンの上から穴を開ける。
1号艇ではカヤック両端に近い部分は、スキニング前にスキン、フレームに穴を開けておき、予めロープを通しておいた。
ウレタン塗装時にロープが邪魔になるので、今回は敢えて塗装完了後にスキンごと穴を開けることにした。
ウレタンが乾燥しているので、穴あけでスキンがほつれることは無い。
エンド側のロープを通すにはコツがいる。
シニューを針金を使って穴に通し、即製のフックでコックピットに釣り出す。
これにロープを縫いつけて今度はスターン、バウエンド側から引っ張る。
ロープとシニューのつなぎ目に水道工事用のシームテープを巻き、更にセロテープを使ってテーパーがかかるようにするとうまく行く。
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最後にエポキシパテでエンドキャップを作る。
コニシの水回り用(青っぽい白)と木工用(薄茶色)を混ぜ、スキンに近い色にする。


というわけで、2号艇完成。
6月3日にいきなり製作を思い立って、3ヶ月弱。
仕事の関係で週末が何度もつぶれた割りには早く仕上がった。


早く乗りたい!
が、来週末はおそらく海外なので、進水は再来週以降になってしまう。
あー待ち遠しい。


完成してから考えようと思っていたのだが、収納場所をどうするか。
駐車スペースの屋根に1号艇と並べて吊ると、別のカヤック積んだ車を入れられない。
さすがに毎回、2階の窓から出し入れというわけにも行かないし....。


スキンに亜麻仁油を塗る

ウレタン塗装の前に、スキンに亜麻仁油を塗る。
1号艇はスキン内側までウレタンが回らず、カビに悩まされた。
亜麻仁油をスキン内側まで浸透させることでカビを防ぐことと、薄めだが着色することで汚れを目立たなくするのが目的。
また、フレームが透けて見えるのも良い。

亜麻仁油を熱し、荒熱をとる。
はじめは黄色だった亜麻仁油が、やや赤みがかった濃い色になる。
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ハルから塗布を開始したが、思いのほか吸い込みが多く、用意した亜麻仁油だけでは足りない。
結局、デッキは不本意ながら亜麻仁油に溶剤を加え、何とぎりぎり間に合わせた。
ウレタン塗装時の吸い込みは1号艇より少なくなるだろう。

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イメージ通り、フレームが透けて見える。
色は想定よりやや薄めだが、亜麻仁油は時間がたつと色焼けしてくるらしいので、ちょうど良いかな。


縫いつけ完了と洗浄

昨晩から仕事から帰宅後の深夜作業。
コックピットフープの縫いつけを終える。
フープ縫い付け完了

作業場にしていた二階の窓からカヤックを下ろし、洗浄する。
ズックリンとたわしで容赦無く磨き、十分にすすぐ。
洗う

帆布のしわが見る間に消えていく。
これがこの工程の醍醐味。
もっと洗う

カヤックを再度二階に戻す。
落としたら一巻の終わりなので慎重に。

そうこうしている間に蝉が一匹、部屋に入り込んだ。
捕獲する気力は無いので今日は蝉と寝る。
たまにジッて鳴くんだよな。


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