今年初キャンプツーリングに、今年初の伊豆へ。
金曜日は帰宅が11時過ぎで、何だかんだで出発が深夜1時を過ぎてしまった。
岩地に5時過ぎに到着。
車中でぐっすり寝てしまい、結局、出発したのは11時40分。
先般テーパード・ドライバッグを買い足し、スターン、バウ各1個体制になったので、収納がかなり楽になった。
とりあえずこのバッグに入れれば、「手が入らず出せない」ということが無いので、小物を奥まで収納できる。
デッキ上にはみ出したのは、G艇ツーリングに常備のシーウイングのみ。
最近、二号艇の色が薄くなってきた。
岩地の砂浜に置くと、保護色みたいだ。 
日差しが暖かく、セミドライ&チュイリックでは暑そうなので、久しぶりに「普通のカヤッカー」の格好で漕ぐことにする。
チュイリックだと、顔に妙な日焼けが出来そうだし。
金曜日の予報では波は2mのち1.5m。
これは凪だな、と思いきや、大潮ということもあってか、うねりが結構強め。
だが水はすごく温かく、もう素潜り出来そうなくらいだ。
活性が高まっているのか、ボラが良く跳ねる。
それに僕の大好きな鵜がとても多い。
小魚をたらふく食えるシーズンということか。 
久しぶり波勝崎の猿を洋上から観察。
大人の猿は強欲で、以前レーションを奪われそうになったことがあるので、ここには二度と上陸はしない。
春だからか、小猿が多く、こいつらはかわいい。 
最初の上陸候補、子浦に近づいたが、まだまだ時間があるので、次の候補地、富戸の浜へ進む。
それでもまだ早いので、更に入間まで行くことに。
日が長くなったので、行動時間が長くとれ、ありがたい。 
入間付近で、目の錯覚かと思うようなサイケな青の海面が出現する。
どういうわけか、このあたりで良く見かけるのだが、空の青が小波の前面だけに反射してこの色になるようだ。 
いつもの浜に上陸。16時40分。20.8km。 
夕食は定番の鰯飯と、野菜たっぷり「お味噌汁の革命」、ビールとウイスキー。
今回はダンゴ虫に襲われることも無く、熟睡。 
日曜朝。金曜日の予報では波高1.5m。
べた凪を想定していたのだが、6時過ぎに見てみると浜に打ち付ける波はかなり強い。
ちょうど満潮時刻なので、そのせいかと思ったが、良く見ると水平線もギザギザである。
今日の予報では、波は1.5mのち2.5m。この落差は嫌だな。
金曜夜につくったペミカン(ひき肉、ピーマン、キャベツ、ねぎ、ラード)入りのラーメンを食い、コーヒーを飲んで待つ。
9時まで待って、若干だが波が落ちついたところで、出艇。
幸い、風が無いので危険は感じないが。石廊を廻るのはちょっとキツイかも。
中木の大根付近の潮が早い。
大潮の時は、大抵そう。
ゆるい追い風も手伝って、漕がずとも、ドンドン進む。
大根を過ぎて東の変針しても波の感じは変わらずなので、更に進む。
と、右から横波もらい、バックプッシュで一回転。
あー、いかんいかん。
最後の凪ポイントで、左右のストーム・ロールで気合を入れなおす。
この先、石廊崎をまわるまで人里に通じる上陸点が無い。


最適航路をいちいち邪魔する釣り糸を避けつつ、石廊を回ると、そこは別天地の凪。
またまた追い潮で楽しながら、当初予定の大瀬を過ぎる。
以前から気になっていた、廃墟(住んでたらごめんなさい)の写真を撮る。
アジトという感じで味がある。
弓が浜へ。
とりあえず弓が浜の反対側の小さな浜に上陸し、昼飯。
天の恵みか、夏みかんが落ちていた。
痛んだ様子も無いんで迷わず食う。うまい。
弓が浜から岩地にバスで戻るには、一回下田に出て、下賀茂経由の堂ヶ島行きバスに乗るはず。
なので青野川を花見をしながら遡行し、下賀茂で上陸しようかとも思ったのだが、東海バスの携帯サイトで時刻表を検索しても出てこない。
不安が残るので結局、弓が浜に上陸。
12時40分。12.5km。
カヤックを浜に上げ、着替えてバス停へ。
ちょうど吉祥行きのバスが来たので運転手に聞くと、このバスで弓ヶ浜温泉口まで行き、一区間歩けば堂ヶ島行きのバスに乗れるとのこと。
知らなかった。
降りがけに運転手に道を教えてもらう。バスは13時18分に出るという。
あと10分しかない。
青野川沿いの桜を早足で見ながらバス停へ急ぐ。菜の花畑は駆け抜ける羽目に。
バスには間に合ったがちょっと残念。 

下賀茂でバスから青野川を見ると、もはや小川。
とてもカヤックで遡上は出来ない。あー良かった。 
天気が持ちそうなので、久しぶりに外にでて気分転換。
早起きはちょっとキツかったので、普通に起きて房総に移動。
昼過ぎからのチョイ漕ぎになった。
12:30に内房・勝山港のすぐ北、竜島から出艇。
頭を真っ白にしてひたすら漕ぐ。
そのうち、いろいろ考え事しながら漕ぎ始める。
頭を真っ白にできるのも、考えごとも、どっちもカヤッキングの好きなところ。
対岸の三浦半島が水に浮かんだように、不思議な感じで見える。
まるで蜃気楼のようだ。いや、これが蜃気楼なのか。
犬房岬の南のロックガーデンで遊び、引き返す。
帰路、陸のそこら中からサイレンが響く。
まさか津波とかじゃないよな、と心配したが、しばらく後に防災無線が山火事を伝える。
30分後には鎮火の知らせ。
よかった。
予定よりちょっと遅めの4:40に帰着。
今日は静かな海で、人や船も少なく、なんとなく、バンクーバー島を漕いだときの感じを思い出してた。 



5時に目覚めた。
ツェルトの内側にびっしり結露しており、顔に貼りついて起こされた。
普段はゴアテックス(ICIゴアライト)を使っているので、これほどの結露はしない。
ゴアテックスのありがたみを実感。
先週は同じツェルトでもここまでの結露は無かったが、やはり朝の冷え込みがきつくなっているのだ。
結露で濡れたシュラフを乾かす。
そろそろシュラフ?カバーが必要な季節になってきた。
いつも使っているゴアのシュラフカバー(17年もの)はかさ張るので、久しぶりにエントラント(20年もの)を試してみるか。
すっかり日が昇り気温が上がるまで、コーヒーを入れたりなんだりでダラダラし、10時に出発。
今日も海況最高。
石廊崎は、それなりに波が立っていたので、一旦南南東からの波に向かって進み、北東からの波に乗り換える。 
時間に余裕があるので、ここ以外は出来るだけ岸にべったり、へつって行く。
岩場は岩を縫う。
トンネルはくぐる。
バウにスターンにラダーを入れつつ、こまごまと進路を変える動きは、艇長の短い二号艇には得意で楽しい。
南伊豆は何度も漕いでいるのだが、初めて入る小入り江もあり、新鮮。 

先週のキャンプ地に上陸し、休憩がてら波にさらわれたスイミング・ゴーグルを探す。
まさか見つからないとは思うが、万が一ということもある。
結局、発見できなかったが、先週に引き続きまたフォーム材をゲット。
ちょうど背中のフープに当たる部分が痛くなっていたので、その場でダイビングナイフで加工。
あまった材をまた捨てるわけにも行かないので、デッキに積んで持ちかえることにする。
ビルジポンプの納まりが良くなり、結構良い感じ。
ゴミから常備品に昇格か。 
まだまだ時間があるので、三つ石岬付近まで漕ぎ、岩を縫いながら進む。
今になって気づいたが、GPSの軌跡がめちゃくちゃになっている。
岩影に入ったで衛星からの信号が乱反射? 

13時30分に入間に帰着。
本日漕行は13.3km。
上陸後、昨日なくして落ち込んでいた鼻栓が、砂に埋もれてかけているのを偶然発見。
先日もG-Baseで落としたのをジェフリーさんが発見してくれて戻ってきた。
愛い奴だ。
奇跡の鼻栓をして、ロール練習を一時間ほどする。
左の調子がよくない。
リバーススイープの練習をしてみるが、半回転でもなかなか上がらない。
チェストスカリングも今ひとつパッとしないので、こりゃ何か変だというので今日のところは切り上げる。 

東名大渋滞のため、久しぶりに伊豆東岸からずっと海沿いを走る。
結局渋滞は避けられなかったが、海面に月が映えるのが始終見え、イライラは緩和された。
久しぶりの三連休。
会社で終わらなかった仕事をなんとか金曜日に自宅で仕上げ、再び二号艇と共に伊豆へ。
前回の続きを入間からやるのだ。
装備は食事メニューと酒が変わっただけで前回と一緒。 
食料、水がフルの状態では、やはり全ては艇内に収まらない。
ロールでウォームアップ。鼻栓がないことに気づく。
チュイリックのフードコードに縛り付けていた筈なのに。
かれこれ5年以上になる物なので、ショック。
10時に出発。
連日、冷え込みが厳しくなっているが、さすがに伊豆は暖かい。
透明度も素晴らしく、水中の小魚の群れが水面ごしに見える。
なんのストレスも無く、石廊崎を越える。
二号艇もこれでケープ・イロウアー。
そのまま南岸をへつる。この辺を漕ぐのは本当にに久しぶり。
大瀬を過ぎると、海岸線は道路が見えるようになるので趣が減るのだが、その代わり大島が見え、沖合い側の景色が素晴らしい。 


それにしても水が青い。カヤックのスキンごしにまだ青い。 

弓ヶ浜をのっこしたところで引き返し、本日のテン場、本瀬海岸に上陸。
15時40分。18.2km。
上陸前にロール練習しようとチュイリックの顔紐を思い切り引いたら、フードの縫い目が開いてしまった。
暗くなる前にツェルトの中で、手縫いで修復。
夕飯はすし太郎とレトルトのミネストローネ。
食材を持ち込んで調理とは行かないが、充実のディナーに。
スモーク・チキンとアーリー・タイムスで晩酌。
特性もほぼ掴んできた二号艇で伊豆へ。
本当は、土日で子浦ー石廊間を往復したかったのだが、残念ながら日曜日は荒れそう。
しかも金曜夜には出発できず、土曜の朝出となり、子浦に着いたのは13時前。
とても石廊は無理なので、入間までの片道のショート、それだけではつまらないので、一泊して陸路を戻ることにする。
海況が許せば、少し南に足を伸ばしてみようというところ。
二号艇はバックレスト部の高さが、こぶし一個しかない。
大抵のものは入らないし、無理やり奥まで入れるとリブに引っかかって出てこなくなる。
そこで、超ミニマム装備とする。 
火器はアルコール・バーナーとゴトク(アリゾナストーブ)に、安定を増すためのホタテ缶(ゴトク用ノッチを切ってある)。
すべてテンパ(コッフェル)に収まる。
アルコールはマヨネーズのチューブに。
かさばるテントはあきらめ、ツェルトとする。
食料は米、いわし缶、胡椒、きゅうり(-> 夕食:鰯飯)、ラーメン、ねぎ、コンビーフ(朝食)、ドリップ・コーヒー。
それにミニマムでもビール2本ははずせない。
シュラフやサーマレストは、普段のツーリングでもそうだが、コンプレッション・ドライバッグに剥き身で突っ込み、ペッタンコにする。
それども全部はカヤック内部に納まらず、往路はリアデッキにドライバッグを載せるはめになった。
アバタック型ドライバックなどあれば、雰囲気でるかも。
今度作ってみるか。 
2号艇はもちろん、自作G艇にキャンプ装備を積むのは初。
チュイリック・ツーリングも初。
チュイリックの下にはセミドライ、PFDは手動膨張式とした。
なんだかんだとパッキングに手間取り、出発は14:00に。
この程度の装備だと喫水、操作性に影響は無し。
ミニマム装備なら、十分いける。 


入間の南の砂浜に上陸。
この先まで行ってしまうと、翌日荒れたときのエスケープが無いので自制。
漕ぎ足りないが仕方が無い。
カヤックに装備のトウ・ロープと、パドルをつかってツェルトを設営。
ミニマム山スキー行ではスキーをツェルトの支柱にするが、この応用。
カヤック自体が張り綱の一方の支点となる。 
夕飯は鰯飯。米に鰯缶をぶちまけて炊くだけ。
胡椒ときゅうり、できればレモンがあれば最高。 

夜中に一雨来た後、ダンゴムシ(ハマダンゴムシ?)の襲撃を受ける。
ランタンをつけっぱなしにしていたのだが、こいつらも光に集まるのか、ツェルトの周りがダンゴムシの海になっている。
これがフナムシだったら耐えられないが、何故かダンゴムシなら耐えられる。
ツェルトはテントと違って密閉されないので、かなりの数のダンゴムシが入り込んでいる。
あわててランタンを消し、ツェルトに入り込んだやつらをタオルで払ってひと段落。
2時過ぎからか、強風が吹き始める。
ツェルトは良く耐えるが、張り綱に引っ掛けていたスタッフバックをあわてて確認すると、後の祭りで、もう吹き飛んでいた。
ブーツも数メートルだが吹っ飛んでいる。
波の音もかなり激しくなってきて、海況の悪化が予想より早い。
ちょっとヤバイかもということで、6時前には朝食の準備をする。
日が昇っても風は相変わらずで、オンショア、西の強風、12m。
波高も3mで強風波浪となってしまった。
おとなしく入間港内に上陸しとけばよかったと反省。
出発前に偶然、吹き飛ばされたスタッフバッグを発見。ラッキー。
ついでにバックレストに最適なフォーム材をゲット。
波に打ち付ける波はかなりきつく、連続しており、出艇が難しい。
周期を見定めて出艇するが、それでも結局、強烈な一発をくらってのけ反る。
新品のスイミング・ゴーグルを献上することになったが、何とか無事出発。 
入間は目と鼻の先だが、波高が高く、きついアルバイトとなる。
真横の波と風を避けるため、遠回りだが、一旦、波を左斜め前に受ける北西に慎重にすすむ。
体が硬くならないよう、リラックスを心がけて、ゆるゆると。
それでも右ローブレイス多用してしのぐするはめになった。
二号艇の耐候性はなかなかのもの。
一号艇改はもっと良くするぞ。
港の真南に達してから、追い波を受けて一気に入間に。
上陸した入間の浜では、風で砂が吹きつけられて痛い。 
バスで戻るつもりが、ちと遅く、バスは行ってしまった。
仕方なくタクシーを呼んで子浦に戻り、車で入間に戻り、カヤックを積んで、再び子浦に戻る。
ロール練習でもとしばらく様子を見ていたが、ここでも風は強く、カヤック降ろす気がしない。
石部の温泉につかって、帰宅。 

